SASI DESIGNとして米やパン、そうめんや醤油などの食品から、林業、工務店、工業機械、バッグやインテリア製品など毎日様々な事業者と、経営の側面やデザインの打ち合わせをしています。
先日は1週間で40本という過酷な打ち合わせもありましたが、普段は平均1日3本くらいの打ち合わせが続いています。
業種や事業の内容によって相談内容や、戦略はそれぞれですが最近よく思うことがあります。
それは事業者の人生を聞いているというか、人生に関わる大きな決断を常に側でサポートしないといけないということです。
そこまで大したお役立ちは出来ていないかもしれませんが、一緒に打ち合わせをさせていただいたことのある方はわかってもらえますが、私自身は打ち合わせの中でいわゆる「デザイン」のことをほとんど話しません。
意識してそうしている訳ではありませんが、どうしても事業の内容や戦略、そして何よりも「何がしたいのか?」ということをいつも話しているように思います。
特に最近その中でも現在の市場環境や社内の状況、個人的なことなど本当に人生についての話が多くなってきました。
実際に経営しているだけでも、事業の内容だけでなくやお金のことや人事のことなど、ややこしいことがたくさんありますが、さらにもまして、新規事業立ち上げや特に事業承継に関わることを多くしているので、事業者自身の人生に関わっていると感じ、その重い責任をしっかりとデザインで返さないといけないなと感じています。
私自身もSASI DESIGNという会社を2012年に立ち上げましたが、今年の7月にどうしてもやらないといけないという思いから、もう一つ株式会社DtoDという会社を立ち上げました。
その新規事業や会社設立に伴う資金調達などを、改めてもう一度起業の立場に立っている今、
事業自身を進めていく怖さや、協力者が得られるだろうか?このプランでいいんだろうか?と毎日悩んでいます。
だからこそ、そばにいて一緒に考えてれる人が必要なんだと感じるようになりました。
私自身が事業者の側で、一緒に悩み、一緒に成功するためのパートナーとしてこれからも入れるように改めて気持ちが入れ替わりました。
まだまだこれからだなあと起業して8年たって思います。理屈ではなく、本当に側で悩んでくれて一緒に戦ってくれる、「一番の理解者」になるべくしっかりと努めていきたいと感じています。
進むべき道をしっかりと見つめ、きっちりと成果を出す、そしてビジョンを達成していくためのSASI DESIGNでありたいと、改めて違う法人を起業して感じました。