またまた久々の更新となってしまいました。近藤です。
計画から約1年半かけて、ようやく完成した伊丹の整形外科クリニック「整形なかむら医院」。
念入りなヒアリングからコンセプトを導き出しました。
中村先生は非常にやさしく、真面目で、話もよく聞いてくれます。そこで「やさしい青年医師のクリニック」というコンセプトとしました。
そこでテーマカラーを優しく親切なイメージのある「黄色」に、元気な「オレンジ」を少し混ぜた色合いにし、専門の整形外科だけでなくその他の病気等も相談出来る「町のかかりつけ医」を目指しました。
ロゴ、診察券、開院チラシ、封筒などのグラフィックデザイン、そして建築を含むインテリアデザインもそのコンセプトをふまえて全てデザインしました。
これらのコンセプト抽出から、グラフィック、インテリアまで全てデザイン出来るところが、SASI DESIGNの最大の強みだと思っています。
レイアウトは、医院の顔でもある受付カウンターを待合室の中心に配置し、
患者様に何かがあるとすぐに駆けつけられ、全てに目が届くようにレイアウトをしました。
先生は診療を行っているので、待っている患者様へ直接「やさしい印象」を与えるのは受付のスタッフである事からレイアウトしました。
内装はこの為にオリジナルでカットした天然木の壁。
菱形の重なり合いは、一件同じ色に見えながら、柔らかなリズムを醸し出します。
間接照明で包み込むような空間を目指しました。
診察領域内もだれでも分かりやすく、カーテンにシルクスクリーン印刷で大きく室名を表記しました。
2階のリハビリ室も広々とし、爽やかな外光が清々しい空間となりました。
今回は土地の開発から携わり、数えきれないほどの打ち合わせを重ねて出来たデザインです。
関係者の方々、私の無理なリクエストにも気持ちよく対応していただきありがとうございました。
おかげさまで本当に落ち着く「やさしい空間」が出来上がりました。
そして、何より施主の中村ご夫妻に関しては、本当に激務の中お付き合い頂きましてありがとうございました。
お二人の粘り強さにより、私の中でも本当の意味で「デザイン」を実感出来たと思います。
これから開院に向けて、まだまだバタバタされると思いますが、もう一息一緒に頑張りましょう。
本当にありがとうございました。
伊丹の整形外科「整形なかむら医院」は4月2日に開院されます。
いい船出が出来ます様、心からお祈りしております。
ありがとうございました。