ガーデンプロ関西・奥谷敏樹さんー”ほんまにこれでええんやろか”東京から奈良へ、転職と家業を継ぐまでの決意【第1話/全3話】
この連載について
この連載「アイデンティティ経営のあゆみ」は、SASIとともに“アイデンティティ経営”(以後ID経営)に取り組む企業の、挑戦や葛藤、変革の道のりを描いた実践の記録です。
「ID経営って何?」という方はこちらの記事をご覧ください
会社紹介

奈良市と京都・城陽市に拠点を構える、外構・庭づくりの設計施工会社「ガーデンプロ関西」。
2022年、奈良市主催のデザイン経営推進事業を通じてSASIと出会い、ID経営の実践をスタート。現在は4年目を迎えています。
「デザインと共に暮らす」をコンセプトに、ライフスタイルや価値観に寄り添ったオーダーメイドの外構・ガーデンを提案。
住まいの“外”を単なる機能ではなく、暮らしの一部として丁寧にデザインすることを大切にしています。
アメリカン、和風、ナチュラル、和モダンなど多彩なテイストに対応し、設計から施工までを一貫してサポート。
6名の個性豊かなチームで、“心地よさがにじむ外構演出”に取り組んでいます。
ガーデンプロ関西のWebサイトはこちら
東京から奈良へ、“しっくりこない”仕事からの転機
東京から奈良に帰ってきたのは、16年前。ちょうどリーマンショックの頃だったといいます。
ガーデンプロ関西・代表の奥谷敏樹さんは、もともと関東の企業でサラリーマンをしていたそうです。けれど、会社の事情で退職し、地元・奈良へ戻ることに。
次の仕事を探していたとき、ふと浮かんだのが義父のことでした。
最初は奈良でも別の会社に勤めたんですけど……なんか、しっくりこなかったんですよね。
義父は長年、外構や庭づくりの仕事をしていました。その背中を見ながら、「一緒にやってみようか」という流れになっていったそうです。
当時のメンバーは、義父ともう一人のスタッフ、そして奥谷さんの3名。
家族的な小さなチームでのスタートでした。
2人から始まった小さな外構会社の挑戦
事業承継とはいえ、最初は手探りの毎日だったといいます。
一番最初は、ほんとにシンプルなもの。ガレージとか、物置とか。いわゆる“よくある外構”ばかりでした。
少しずつ経験を重ねるうちに、顧客が増え、仕事の幅も広がっていきました。現在では、アメリカン、和風、ナチュラル、和モダンなど、あらゆるテイストに対応した設計施工を手がけています。

社員も増え、今では6名のチームに。けれど、人数の増加だけでは語れない、会社の“ちょっと面白い変化”が始まっていったそうです。

「嘘をつかない」「人の話を聞く」——奥谷さんが大切にしている原理原則
奥谷さんが語る“会社の土台”は、こんな言葉です。
原理原則、って言うと大げさかもしれませんが……うちで大事にしているのは、ほんとに基本的なことなんです。
嘘をつかない。
時間を守る。
人の話をちゃんと聞く。
外構工事の現場では、職人の多くが外部の協力業者です。そうしたパートナーにも、お客さまと同じように誠実に接することが、何よりも大切なのだといいます。
奥谷さんは、仕事を引き受けるときも、「相手と信頼関係が築けそうかどうか」を大切にしています。
結局、仕事って“人と人との関係”じゃないですか。なんか、友達づくりに近い感覚なんですよね。
少々条件が良くても、“この人はちょっと…”って感じたら、無理して取らないようにしてます。
誰と、どう付き合うか。どこまで“自分たちらしく”働けるか。そのことが、やがて会社の空気を変えることにつながっていったといいます。
・・・2話へ続く
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