100年続く丹波篠山の米屋 栗山米穀のブランディング
「きもちハレの日 あおやま米」
丹波篠山は兵庫県中部に位置し、肥沃な土壌と盆地ならではの寒暖差が、美味しいお米を育むことで有名です。
あおやま米は2代目の時代から丹波篠山の米として、阪神間に宅配してきました。そこで4代目の栗山泰典さんとこれまでの100年の栗山米穀の歴史や役割、そしてなぜずっと阪神間のお客様がご愛用いただいているのか?ということを話し合いました。それは澄んだ空気と肥沃な土壌の丹波篠山で育まれた「美味しいお米」を食べたいという純粋な思いであり、お客様から「毎日食べるお米くらい良いものを食べて幸せな気分になりたい」というお声がそれを証明していました。そこでコンセプトを「きもちハレの日 あおやま米」としました。気持ちが嬉しくなる。毎日にほんの少し(きもち)の喜びをという意味を込めました。そしてパッケージにも工夫をしました。お米は野菜と同じで温度管理が必要です。温度管理を怠ると美味しくなくなるだけでなく、虫がついたりする原因にもなります。そこで冷蔵庫保存しやすいように、サイドポケットに入り、残りは野菜室に入れておける形状。そして、片手で簡単に計量できる。kg売りではなく、余ることなく使える6合(900g)入りのペットボトル入りのあおやま米をデザインし、好評をいただいております。そして通常パッケージも一新。「丹波篠山で大切に育てたあおやま米です」というフレーズが一番最初に目に入るように設計し、「ふっくら」「つやつや」と白で書かれた文字がなんとなく目に入るようにデザインしています。なにより、毎月宅配してくれるあおやま米だからこそ、秋にさしかかると「新米」と金色で書かれた文字が、そのパッケージに追加されます。実はこの「新米」という文字を含めて、完成するデザインとして検討しました。11ヶ月間は通常のパッケージ。そこから「新米」と金色で書かれたお米と、栗山さんの笑顔での「新米入りました」という声が、今日を「ハレの日」になってくれたらという思いを込めました。
それだけではなく、篠山の黒豆「黒豆しぼり」などもリニューアル。
そして、あたらしい米ぞうくんとおにぎり犬というキャラクターも作りました。
米ぞうくんとおにぎり犬というキャラクターが活躍する、あおやま米新聞などを発行しながら、お米の販売だけでなく、篠山と阪神間の交流を促したいという泰典さんの思いを載せています。