デザインセッション、デザインのアイデアを出し合う場では「悪いアイデア」というものはありません、この考えはアイデア出しの鉄則です。
そしてクリエーティビティーを養うのには主に二つの条件を果たさなければなりません、一つ目は思考の多様性、二つ目はオーセンティシティ、自分らしくいられことです。
良いデザインセッションには色々考え方が必要です。似たような考え方を持つ人が集まってアイデアを出し合うと、よりやりやすい、楽しいセッションになるかもしれませんが、多様なアイデアは確実に少なくなります。
また、上下関係があると自由に発想できなくなります。アイデア出しは躊躇なく、自発的でなければなりません。誰かがアイデアを提案した時、すぐ駄目だしされるとアイデアだしの流れが止まってしまい、流れを取り戻すのに時間を失うだけでなく、流れを失う可能性もあります。
「悪いアイデア」でも、すぐ見捨てるべきではありません。「悪いアイデア」の中に良いアイデアの「種」が潜んでいるかもしれません。
どんなアイデアでも、異なる視点から見ると良いアイデアに生まれ変わる可能性はあります。
ロジャー ジャンソン
デザイナー