K.H.さん

※副業として参加のためインタビューは匿名・写真非掲載

ILBHに参加したきっかけは、60歳の定年が近づき、これからの生活について真剣に考えるようになったことでした。
定年後は収入が確実に減ることがわかっており、一方で物価は上昇しています。
今後も生活していくためには、何らかの収入を得る必要があります。
どうせ働くなら「自分が本当にやりたいことをやりたい」。
その一歩を踏み出すチャレンジとして、ILBHへの参加を決意しました。
私はこれまで長い会社員人生の中で、
営業・マーケティング・経営企画・物流・ITなど、幅広い分野を経験してきました。
定年後の仕事について、最初は「パソコン教室の講師でもしようかな」と手っ取り早く考えていましたが、ILBHを受講する中で「自分の本当のスキルはそこではない」と気づくことができました。
この気づきだけでも、私にとっては大きな収穫でした。
現在は、中小規模の企業を対象に、
「レンタル経営企画室」のような形で、経営全般をサポートする仕事ができたらと
考えています。
そう考えるようになったきっかけは、
秋から始まったプラン編に支援者として参加した経験です。
自分のペアを含む10人の創業者がビジネスプランを形にしていくプロセスに立ち会い、
その会話を通して
「こんな考え方があるんだ」
「こういう手法を提示できるかもしれない」
「この方向性は捨てずに磨いていくべきでは」
といった気づきが何度もありました。
また、これまでの会社員としての経験を通じて
「こうすればお客さんが集まるのでは」
「既存の仕事をより効果的にするには」
「マーケティングの視点で伝えるなら、こんなアプローチがある」と、
実際の現場で活かせそうな感覚や知見があることにも気づきました。
自分自身、妄想したり構想を練るのが好きなのかもしれません。
プラン編では、創業者の幸元さんとペアを組みました。
彼は想いが非常に強く、なかなか揺るがない場面もありましたが、
視野を広げてもらうために、あえて揺さぶりをかけるようなコミュニケーションも取りました。
逆に私のほうが幸元さんから無茶振りされることもありましたが、
彼との関わりがきっかけで、ILBH受講中に自分自身で開業。
現在は、幸元さんの事業のお手伝いもしています。

〜これから受講を検討されている方へ〜
ILBHでは「他者貢献」の先に、新たな視点を得ることができます。
「まずは誰かの役に立ちたい」という気持ちで関わることで、
結果的に周囲からたくさんのことを教えてもらえる。そんな循環が自然と生まれます。
先に貢献することで得られるものも大きく、
それは「先義後利(先に義を、後に利を)」という考えにも通じるものがあります。
また、多くの素晴らしい仲間にも出会えました。
普通なら接点のないような異業種の方々と、
利害関係を超えて友人になれたことは、何よりの財産です。
ILBHを卒業した今も、異業種の4人と休みの日に「壁打ち」し合う関係が続いています。
そのメンバーは、クリエイター、起業してヨガスクールを経営する方、プロのコミュニケーターなど、皆さん私より10歳以上若い方々ですが、本当にありがたいご縁だと感じています。

主催:生駒市
受託者:株式会社SASI
問い合わせ先:IKOMA LOCAL BUSINESS HUB事務局(株式会社SASI内)
TEL:0798-55-7579
MAIL:contact@sasi-d.com