わかくさ経営コンサルティング 代表/中小企業診断士
迎谷昌哉
#支援者 #士業 #中小企業診断士 #パラレルキャリア
企業に勤めながら、2023年5月に中小企業診断士に登録しました。しかし副業なのでなかなか動けていなかったですし、すぐに立派な支援もできるとは思っていなかったです。
そんな中、たまたまILBHの募集を見かけて、きちっと座学があること、創業者だけなく支援者に対してもサポートがあること、実践の機会があることに魅力を感じて、診断士としてのキャリアの一つとして参加してみることを決めました。
生まれ育ちが生駒ですし、せっかく活動するなら生駒で活動したいという思いもありました。
参加するとめちゃくちゃ活況でした。
参加するまでは、中小企業とか個人事業主に触れる機会があまりなかったので、個人事業主や一人二人の創業を目指す人がこんなにいるんだというのが新たな発見でした。また、自身と同じように企業で働きながら支援したいという人、同士と繋がれたことも大きかったです。
内容についても、多数の会社の支援経験があるSASIのノウハウに基づいた枠組み、道筋があったことがやりやすかったです。
ふだん自分だけでは考えたり人に聞いたりできない内容もありました。
中小企業診断士は伴走者として経営者に寄り添うことが大切だ、このことは理解していたつもりでしたが、表面的でした。ILBHでの実践を通して解像度がぐんと上がりました。
経営者自身がこれまで培ってきた価値観・アイデンティティを競争力の源泉に昇華していくことが、理解者たる伴走者の本質的な役割なんだと気づけたことが大きな収穫・変化でした。
ILBHを通して一通り支援した経験は、副業として顧問先企業の支援とかをしているなかでも活かされています。パーパスやアイデンティティを深堀りする創造的対話を意識的に行い、課題設定していくというアプローチを取れるようになりました。
本業にも活きています。机上でなく、実際に創業者と二人三脚で取り組んだことでビジネスモデルを考える深さのようなものも変わりました。デザイン経営やブランディング理論のインプット機会となり、仕事に活かせる経験・視野の幅も広がりました。
また逆に、これまで自分で活かせると思っていた大企業での経験が、中小企業支援の現場では実はあまり役に立たないと気づいたこともありました。
参加する前は、デザインという言葉やデザイナー色の強さから、美術もわからない、バックグラウンドもない自分が参加して大丈夫だろうかと思いました。でも参加して楽しかったです。
躊躇する人も、気負いなく飛び込んでもらってもよいと思います!
バリバリのプロの方からすると、企業の支援をしても収入にならないことに時間を費やしてまで…と思うかもしれません。でもこのILBHは学ぶだけじゃないです。「アイデンティティ型経営」というフレームワークを学べることも確かにメリットだけど、ヨコナナメのつながりができることが大きかったです。
ILBHのメンバーと新しい関係が生まれたり、新しいパートナーを得たり連携できるようになったりしました。グランフロント大阪での奈良市・宝塚市との合同成果発表会にも登壇させていただき、生駒市の枠を超えた繋がりも得られました。参加当初は周りとの交流なんて考えていませんでしたが、参加後の今思うと、この関わり合いができたことも大きかったです。新たな出会いに価値を見出せるならぜひ参加してみてください。
主催:生駒市 受託者:株式会社SASI 問い合わせ先:IKOMA LOCAL BUSINESS HUB事務局(株式会社SASI内) TEL:0798-55-7579 MAIL:contact@sasi-d.com