ガーデンプロ関西・奥谷敏樹さんー外注の職人さんにも、お客さんと同じように大事に接する―上下関係じゃなく、関係性でつながる経営へ【第3話/全3話】
この連載について
この連載「アイデンティティ経営のあゆみ」は、SASIとともに“アイデンティティ経営”(以後ID経営)に取り組む企業の、挑戦や葛藤、変革の道のりを描いた実践の記録です。
「ID経営って何?」という方はこちらの記事をご覧ください
会社紹介

奈良市と京都・城陽市に拠点を構える、外構・庭づくりの設計施工会社「ガーデンプロ関西」。
2022年、奈良市主催のデザイン経営推進事業を通じてSASIと出会い、ID経営の実践をスタート。現在は4年目を迎えています。
「デザインと共に暮らす」をコンセプトに、ライフスタイルや価値観に寄り添ったオーダーメイドの外構・ガーデンを提案。
住まいの“外”を単なる機能ではなく、暮らしの一部として丁寧にデザインすることを大切にしています。
アメリカン、和風、ナチュラル、和モダンなど多彩なテイストに対応し、設計から施工までを一貫してサポート。
6名の個性豊かなチームで、“心地よさがにじむ外構演出”に取り組んでいます。
ガーデンプロ関西のWebサイトはこちら
前回までのあらすじ
読書会やSASIとの関わりを通じて、
ガーデンプロ関西のチームには“キャラの濃さ”を尊重し、日常の会話や行動でもはぐくむ文化が芽生えてきました。
第3話では、その変化の中心にあった、奥谷敏樹さんの“人との向き合い方”をたどります。
信頼できない相手の仕事は、無理して取らなくていい
ちょっとこの人は……って感じる人の仕事は、大口でも取ったらあかん、って話してるんです。
奥谷さんが経営のなかで大切にしているのは、
「友達をつくるように仕事を受ける」という感覚。
トラブルが起きても気持ちよく話し合える相手かどうか。
お金や条件よりも、そこを何より大事にしているといいます。
何かずる賢いとか、横柄とか、こっちがお客やから言うとおりにやれ、みたいな。そういう感覚を持ってる人は、ちょっとやっぱり無理やなって。

その姿勢は、社員だけでなく、職人さんや外注先にも一貫しています。
「お客さんと同じように、丁寧に接する」
どんな立場の人に対しても、対等に、誠実に。
ガーデンプロ関西の信頼は、そうして積み重ねられてきました。
“社長”であり、“友達”でもある
妻に昨日も言われましたよ。『またSASIさんとこ行くの?どんだけ仲いいねん』って(笑)
奥谷さんは笑いながらそう話します。
気づけばSASIとの時間が、ただの“取引先”を越えた関係になっていました。

もう友達という感覚なんですよね、ほんまに。
社長になったら、仕事上でそんな関係ってもうできへんと思ってた。でも、できた。
その感覚は、社員との関係にもにじみ始めています。
「ライブあるからラップで出てや」「次の試合、いつなん?」
そんな日常のひとことが、チームの距離感を変えていく。
“業務”でつながるのではなく、“ひと”として関わり合うことの力を、あらためて感じているといいます。
あなたにとって、人生のものさしとは?

最後に、私たちはこんな問いを投げかけました。
「あなたにとって、人生のものさしとは?」
やっぱり嘘つかんこと。朝はちゃんと起きること。挨拶して笑顔で接すること。
すごくシンプルなことですけど、それが一つの基準になってます。
そしてもう一つ。
これから出会う人には、できるだけ優しくありたいし、
その人たちにとって、いい影響を与える存在でありたいなと思ってます。
難しいことは言わない。派手なことはしない。
けれど、目の前の人との関係にだけは、まっすぐでいたい。
敏樹さんの誠実さや素直さが、ガーデンプロ関西という会社の空気を、かたちづくっているのだと感じます。
おわりに
この記事で描いたのは、ID経営の実践から見えたほんの一部です。
ガーデンプロ関西さんは今も、仲間との関係作りや“らしさ”を大切にしながら、オープンで、働きやすく、あたたかい会社づくりを続けています。
キャラの濃いぃチームが、どう育っていくのか。
SASIはこれからも、その変化に寄り添いながら、ともに歩みを重ねていきます。
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