今回は私自身が考えているDesignについて書きたいと思いました。

経営相談やコンサルティングの色合いが強いように思われているかもしれませんが、社名にもDESIGNとあるように主たる業務はデザインですし、私自身もデザインを日々しています。
デザインを仕事にしだして、勤めていた時代を含めると16年ほどになります。まだ16年かとも思いますが、人生の半分までも行かないまでも、もうそんなにデザインをさせてもらっているのかと思うと感謝の気持ちになります。
デザインを始めた頃は、誰もがそうだと思いますが、必死ながらも「自分をだしたい」と思っていたように思います。上司に怒られ、喧嘩をしながらも「自分のデザイン」を押し通したかったように思います。
今はどうかというと、「だれかに」なりきって、デザインをしたいと心から思っています。
心から思っているというのは、表現方法や技術の問題でなかなか難しいこともあるのは正直ありますが、自分の想像力を総動員して事業者の想いに近づいてデザインしたいと思っています。
デザインってなにかと考えると「意匠」なので、「意」という気持ちが入っていないといけないと思っているんです。
それは私自身の気持ちではなくて、プロとして仕事を頼んできてくださった事業者(私たちはパートナーだと思っています)の気持ちになることが一番大切であり、その気持ちを表せる、そしてその気持ちの先にある想いを実現するための様々なお手伝いをしたいと思っています。そのことの先にあるのが私自身の夢であるし、「そんなのデザインではない」といわれるならデザインでなくてもいいとも思っています。

近藤清人