今日は3つ連続ブログを更新します(笑)

タイトルの通り、空間デザインに思う事について少し書きたいと思います。

僕自身は「インテリアデザイン」から、このデザイン業界に入らせてもらいました。

デザインを勉強をした事のない僕は、入れて頂いたデザイン事務所で、厳しくも優しくデザインを教えてもらいました。非常に感謝しています。

それから10年が経ち、インテリアデザインを最大の武器にする事なく、

企業の価値を消費者の方々に正確にとどけるための「ブランディングデザイン」を主に行うデザイン事務所として独立しました。

そこにはいろいろな思いがあったのですが、1つの理由として「責任のもてるインテリアデザインとは何か?」という事に悩んでいるところがありました。

企業の経営者と納得のいくところまでトコトン話し合い、その企業の方向性まで一緒に考えさせて頂いているブランディングデザインに関して、僕自身は非常にプレッシャーを感じながら仕事をしています。

売れるまでしっかりフォローするという強い意志をもって取り組んでいます。

しかし、インテリアデザインでどうやったらそれが出来るか?と悩んでいました。

そんな中、ある転機として朝来市の日本のマチュピチュと呼ばれる竹田城麓に位置する「旧木村酒造場EN(エン)」のデザインに関わらせて頂く事となりました。

 

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朝来市さんと一般社団法人ノオトさんのもとで、ロゴデザインや施設全体のデザインの統括をするアートディレクションという立場で、

デザイン全般に関わらせていただきました。当然、僕一人でデザインしているわけでなく、

建築家やインテリアデザイナー、照明デザイナー、グラフィックデザイナーたちと一緒になってデザインを進めることができ、非常に勉強になりました。

くわしくは、こちら

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ホテルフロント

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レストラン

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共有スペースとしての和室

 

そして、昨年の11月10日に「ホテル」「レストラン」「カフェ」「ショップ」などの複合施設としてオープンしました。

様々なメディアに取り上げて頂いて、すごく嬉しかったのですが、

やはり、どうやってデザインした空間が生きるか?という事にいつも苦心していました。

実は旧木村酒造場ENは、デザインをさせて頂いただけでなく、

一般社団法人ノオトさんの元で、株式会社SASI DESIGNとして施設活用のための企画運営でずっと関わらさせて頂いています。

どうやったらこの空間が、地域のためになるのか?

どうやったらよみがえった空間がイキイキするのか?

企画運営をしながら、毎日迷いながら、試行錯誤を繰り返してきました。

しかし、先日8月2日に一般社団法人ノオトさんと財団法人Classic for Japanさんのお力添えのもと、クラシックコンサートを行い、その後地域の人々も交えた懇親会を開催しました。

 

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レストランでのクラシック演奏は素晴らしく、

地域のお年寄りから、子供たちまで生で聴く演奏を非常に楽しんで下さり、

その後の懇親会も、夜まで観光客の方と、地元の方、そして演奏者の方も交えて親睦を深める事の出来る

非常にいい会になりました。
関係者の皆様、本当にありがとうございます。

 

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感じた事は、やはり、当たり前ですが「空間を活用する事」

デザイナーはデザインするだけでなく、本当の意味で「空間の活用」をしないといけないと改めて感じることができました。

教科書的な「活用方法の提案」ではなく、リアルな企画と運営を含む「活用の実践とそれをもとにしたデザイン」をしていかないといけないと思えました。

僕自身は、「意匠的な空間設計」と「実践的な空間の活用」をふくめて『空間デザイン』として実践していきたいと思っています。

まだまだ、試行錯誤は続きますが、本当に必要とされ、責任の持てる「空間デザイン』を

これからもしていきたいと思っています。

近藤清人