皆様のご支援、ご愛顧を賜りましたおかげで、株式会社SASI DESIGNは創業5周年を迎えることができました。

関係者のみなさま、いつもあたたかく見守っていただきまして本当にありがとうございます。

 

2012年5月より個人事業主としてSASI DESIGNを創業し、

2014年5月に法人化し、

株式会社SASI DESIGNとして日々、関西を中心とした地方の中小企業の経営戦略を含むブランドづくりのお手伝いをさせていただいております。

 

 

よく「なぜSASI (サシ)という名前をつけたのですか?」と質問されるのですが、それは一冊の書籍に感銘を受けたところから、いただいた名前です。

 

私は、独立するまで10年ほどインテリアデザインという、店舗や住宅などの室内のデザインに従事してきました。

 

(写真は独立したのちに整形外科のインテリアデザインを担当させていただいたもの)

 

10年間インテリアのデザインだけをし続けて、

ふと「インテリアデザインをしているだけで、本当に社会の役に立てているのか?」と思ってきたのです。

 

 

その思いにもがき続けていた頃、

高知県のデザイナー梅原慎さんのデザインを取材した『おまんのものさし持ちや』という本を読んだことをきっかけに、社会の問題を解決できるデザインの存在を知りました。

 

その内容は私にとっては衝撃的であり、

都市部だけのものさしで測るのではなく、地方独自の、そして自分のものさしを持つことの大切さに感銘を受けました。

そこで、本格的に地方のデザインのを突き詰めたいと思い、ものさしからSASI(さし)という名前をつけました。

 

 

そして、自らの故郷である丹波のデザインをどうしたらいいのか?と悩み、インテリアデザイナーであることを辞めようと思い、独立を決意しました。

 

 

すぐさま地元である丹波デザインを!と意気込み、丹波の人を巻き込みがなら「何もない丹波を楽しむソーシャルイベント」を立ち上げました。

 

イベント自体は何もない山の中に2000人以上と予想をはるかに超える来場者数と盛況となりましたが、非常に労力を伴うのにもかかわらず、委員会に残るお金が少なく、結果的にボランティア活動となってしまいました。

 

 

そこから悩みに悩み、

やはり持続性のある、まちにいいこととは何か?と考えて、

地方の中小企業のデザインをしていくことが、地域に活力を与え、

結果的に自分自身のやりたい社会課題の解決することと重なると考えて独立をしました。

 

 

初めは自宅の2階から始めた事務所。

 

そこから5年。

宝塚市小林の場所に事務所を開設し、一昨年はカフェも開業しました。

 

 

SASI DESIGN事務所

 

cafe  DOOR

 

 

これまでの間に事務所内を八百屋にしてみたり、朝来市に小売店を出すなど、

どうやったらただデザインするだけでなく、地方で生き抜く商売をしていけるのか?ということを考えました。

 

 

 

事務所の土間で野菜と加工食品のお店にしていた頃

 

朝来市で地域の加工品を集めた小売店をしていた頃

 

何もかも手探り状態の中、とにかく「地方の価値」を引き出したいという想いがありました。

 

そして、地方の企業が売り上げを順調に上げ、雇用を創出していくことが、地方に活力を与えることになる。

そのためには自分も商売のことをもっと勉強しないといけないと思っていたのです。

 

 

 

結果的に本当に様々な企業様から声をかけていただき、

何より嬉しいのは、デザインだけでなく、経営戦略やこれからのビジョン、中期経営計画まで、どんなことでも相談いただける企業様が非常に増えたことです。

 

時には厳しいこともありますが、一緒に悩みながら、笑いながら、企業の先の姿を見据えながらデザインを通じて未来を作らせていただいている気持ちになります。

 

 

4年前から始めたSASI BARという異業種交流会は30回以上開催し、

述べ400人以上が参加していただいています。

業種職種も様々、宝塚市だけでなく丹波や但馬、淡路島や岡山、遠くは大分からも参加していただくこともあります。

 

SASI BARの様子

 

そして、デザインを学んで、想いの発信を通じてブランド育成するためのデザインスクールを開催することになりました。

 

 

発信を学ぶための「できるDESIGN SCHOOL」の様子

 

そうやって少しずつ、地方を盛り上げる中小企業の方々とデザインということを通じて歩んできました。

 

 

これまで80社を超える企業様とお付き合いさせていただき、本当に地方の中小企業に必要なデザインは何かを考えてきました。

 

 

 

私たちは、自分たちのデザイン手法を「アイデンティティデザイン」と呼んでいます。

 

デザイン業界からすれば、意味のわからない勝手な名前かもしれません。

 

 

しかし、地方出身者の私にとって、地方を継続的に活性化するには、地元の企業の力が必要不可欠であると思っています。

 

その中小企業の事業者と一緒に悩み、その課題を解決するブランドづくり、そして自分でできるようになるデザインスクールなどのブランド育成

 

そこまで含めてアイデンティティデザインであると思っています。

 

その名前に込めた意味は、その事業者は何のために働いているのか?ということです。

 

地方の事業者がいかに自分らしく、楽しそうに働いているか?

それが、一番人々の共感を得ていく芯の部分だと思っています。

そういう人々が、これからの地方を盛り上げ、地域経済だけでなく、地方を含む日本経済を牽引すると信じています。

 

 

そういう人がSASI DESIGNの周りにはたくさんいらっしゃいます。

このような環境に本当に感謝しています。

 

そして、5周年を記念して、5月27日に「地方のデザイン祭り」を、開催します。

淡路島の流しわかめ麺や但馬の利き酒、編み物から塗装ワークショップ、ライブや餅つきなど、私たちの考えている地方の今を感じてもらえる企画しています。

 

ぜひ、お越しください。

 

 

 

また、最後になりましたが、関係者の皆様や何より支えてくれているスタッフのみんなに本当に感謝しています。

 

まだまだ、理想には遠いですが、今からが正念場だと思っています。

すぐに達成できないことかもしれませんが、気合を入れ直して頑張ります。

 

 

 

これからも株式会社SASI DESIGN、スタッフともどもよろしく申し上げます。

 

 

株式会社SASI DESIGN 代表取締役 近藤清人