まだ一年も経っていないのですが、私たちはDOORというカフェを経営しています。

理由はただ一つ、地方の中小企業のためのデザインを進めるためです。

いろんなトラブルや未経験の出来事などがたくさんありますが、今回はなぜデザインプロジェクト以外にそんな大変なことをしているかを書こうと思っています。

数年前から私自身「デザインをしているだけでいいのか?」という気持ちがあり、なんとかデザインさせていただいている企業様に効果を、地方に活力を本当に与えるにはどうしたらいいのかを考えてきました。

きっかけはクライアントでもあるDAMAYA COMPANY様の新築マンション建設計画でした。

<カフェ経営は苦労の連続>

弊社はその新築マンション計画の道向かいに事務所を構えており、新築マンションを含む周辺のまちづくりプロジェクトのデザインディレクションを担当することとなったのですが、

 

 

コミュニティを作るには建築というハードを作るのではなく、つながりを作る『場』としてのソフトが重要であることから、

 

 

「つながりができるというコンセプト」のデザインをするだけでは無責任と感じて、集えるようなカフェ経営をすると一念発起することが始まりでした。

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とはいったものの、飲食店経営は初めての事。

 

形はできても、売上を上げ、それを維持管理してサービスを提供し続けるのは並大抵のことではありませんでした。

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料理の提供時間や食材のコスト、営業時間や広告宣伝。数えれ出せばきりがないのですが、

 

 

正直、コミュニケーション不足からのスタッフとのトラブル、カフェ営業時間からひっぱられてデザイン制作スタッフの労働時間悪化など。

 

 

本当につらいことが頻発しました。

 

 

つい先日も、スタッフを巻き込みなぜこんなに大変な思いをしながら、カフェをやっているのか自問自答しました。

 

 

しかし、僕たちのデザインにはカフェは必要なんだと、改めて考え直しました。

 

 

やりたいことは2つです。

 

 

 

<自分たちでデザインをできるようになる『できる DESIGN SCHOOL』>

私たちは地方の中小企業のブランディングデザインを専門としてデザインさせていただいています。

 

最近は様々な自治体の方にお声をかけていただき「ブランド戦略セミナー」としてお話しさせていただく機会が増えましたが、やはりそこでも重要なのは、『情報を発信し続けること』だと思っています。

 

私たちの仕事はブランド戦略のための下地を作ることのお手伝いです。しかし、そのブランドがリリースされたら「あとは自分でお願いします」というのがどうしても引っかかっていたのです。

 

そして、その企業様から情報発信をするために常にデザイン料をいただきながら、デザインし続けるのもどこか違和感がありました。

 

それは、プロモーションに費用をかけ続けることは、デザイン事務所にとってはありがたいことではありますが、

 

クライアントである中小企業の側からすると非常に負担であり、費用をかけ続けることによって利益が上がらないこともあるのだということも感じていました。

 

だとすると、事業者の皆さんにデザインをある程度してもらえる環境を作るしかないと思い、デザインスクールを開講することにしました。

 

 

「自分のまちは、自分たちで作る

自分の企業は、自分たちの力で強くする。」

素敵なまちには、素敵な人と面白い企業があると思っています。

スキルアップ講座で、「自分たちが出来る」ことを増やしませんか。

 
『できる DESIGN SCHOOL』

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現役のグラフィックデザイナーによるチラシ講座や

 

ライターによる文章講座

プロカメラマンによる上手な写真撮り講座

ブロガーによるブログ集客方法

など一線で活躍する人による生のスキルを学んでもらえる機会を作りました。

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自らデザインをしてもらうことで、表現する楽しさも伝えられればと思っています。

 

 

 

 

 

<つながりを生む SASI BAR>

 

 

事務所をこの場所に構えてから、事務所内を月に一度バーにしてイベントをしていました。

 

 

月に一度事務所を開放して、クライアントさんや友人、関係者などをまねいて交流会を行ってきました。

 

 

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直接的に仕事につなげようなんてことは考えておらず、とにかく仲良くしてもらっている人たちと一緒に飲んで、楽しく繋がっていけばと、

手弁当で始めました。

 

 

 

毎回様々な人が集まりだしたこともあり、カフェをするのを機会に、しっかりと異業種交流会として始めようと思いました。

 

 

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地方で奮起している企業の方は本当に面白い人ばかりです。

 

 

 

私もいつも刺激を頂いており、この方々が繋がっていくと面としての地方の活性ができるのではないか?と考えるようになりました。

 

 

 

通常の交流会のように、顔を売りに来るというような雰囲気ではなく、

 

 

 

美容師さんや、工務店さん、食品加工業から、医療従事者、税理士に弁護士や大学生など、毎回バリエーションに富んだ参加者が、

 

 

思い思いに自分の仕事のことや、どうでもいいことなどをゆるく、熱く語り合う場となってきました。

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参加者も宝塚だけでなく、西宮、丹波地方、但馬地方、岡山県、鳥取県、遠くは九州からもお越しいただいて、

 

 

毎回緩やかに笑いながら、繋がっていきます。

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写真は酒蔵の杜氏と、パン職人さんが「発酵」について熱く語り合っている様子。

こういう場面をみると、やってて良かったと思えます。

 

 

 

ただ飲むのではなくて、毎回クライアントさんにプレゼンターをお願いし、自身の事業についてプレゼンしてもらいます。

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この日は「あかい工房」という建築工房さんに、自身の考える建築のあり方をプレゼンしてもらいました。

話に初めて触れる方は興味津々に聞いてくれています。

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毎回様々な人が集まって、繋がっていくことで、また新たな広がりを生んでいます。

 

 

 

もう30回ほど続けていますが、毎回あたらしい刺激を頂いていると思います。

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私たちは仕事としてのデザインをするだけでなく、その発信や交流のためにはカフェは必要だと感じています。

 

 

 

カフェでは、クライアントさまの食品を使ったメニューもだしていて、非常に好評です。

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地方には自分たちでよくしようと考えられている企業のかたがたくさんいらっしゃいます。

 

 

私たちはデザインで、そしてそれ以外でも精一杯フォローをしていきたいと本気で考えています。

 

 

カフェも10月で一年を迎えます。

cafe DOORはこちらから

今後ともカフェ共々宜しくお願い申し上げます。