この度日経デザインの7月号の特集「中小企業にデザインを」に、ブランディングデザインのお手伝いをさせていただいている兵庫県養父市の銀海酒造様の事例が掲載されました。

 

日経デザイン

 

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銀海酒造の安木杜氏とは、二年ほど前からのお付き合いで売上も順調に伸びつつあり、その成果として愛読しているデザイン専門誌に掲載されるという事は、本当に嬉しいことです。

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「経営危機を救って、利益が3倍」という派手な見出しの内容になっていますが、実情はそんなに華々しいテクニックのデザインではありません。

ひとえに安木杜氏の覚悟と努力が身を結んだだけです。

私たちはその『日本酒に込めた熱い想い』を「らしく」営業できるように、カウンセリングをして、想いをともにその表現のお手伝いをデザインを通じてさせていただきました。

 

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一年ほどたった後に安木さんから「自分の想いをトレースしてくれた」と最高の褒め言葉をいただけたことは忘れられません。

いまも、銀海酒造様とはずっといい関係で、お互いに刺激をいただいているいいパートナーだと思っています。

 

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地方には家業があるという理由で「どうしても帰って継がないといけない」という束縛にも似た観念があり、私もその一人でした。

しかし、モータリゼーションやIT革命でどこででも全国のサービスやモノが享受できる時代になり、昔のようにまちの酒屋、まちの豆腐屋など、一地域に一業種が地域を支えていた時代は、終わりを告げました。それとともに事業も衰退をしていくことが多いです。

そんな中で家業を守りづづける人々は本当にたくましく素敵だと思います。

私はデザインを通じて、その家業が大切にしてきた地域の資源や、強いてはその後継のパーソナリティがイキイキとした事業の方向性を一緒に探し、サポートしたいと考えています。

そのデザインを『アイデンティティデザイン』と呼び、これまでもこれからも地方の家業と、地方自身のために邁進していきたいと思っています。

 

地方には種々様々な問題があります。だからこそ外部のコンサルタントだけがするのではなく、自分のまちを元気にする企業をデザインしていきたいと心に誓っています。

だからこそ、売上や結果にこだわり継続性を考えてデザインしています。

今回の記事にあったように「経営危機をデザインで脱した」というのはありがたいことです。しかしそれは、安木さんが自らで脱したことです。あえて言えるなら、安木さんの気持ちをデザインできたと思っています。

この好例を胸にこれからも「地方のデザイン」を邁進していこうと思っています。

また、理想を達成できるように、一生懸命会社を支えるメンバーで努めたいと再確認できました。ありがとうございました。

 

株式会社SASI DESIGN 代表取締役 近藤清人