大徳醤油さまによる、天然醸造醤油を広めるためのクラウドファンディングプロジェクトが6月5日(月)午前より始まります。
https://readyfor.jp/projects/tedukurishoyu


醤油においての「天然醸造」という言葉、説明できますか?
簡潔に述べますと、「天然醸造」とは自然に任せて熟成させる製法のことを言います。
スーパーなどで安く売っている醤油は培養した酵母を添加、もろみに加温し、発酵を促す「速醸」という製法で作られています。
それに反し「天然醸造」というものは、1年以上日本の四季折々の自然の温度・湿度のなかで熟成して完成するものです。

天然醸造を守る大徳醤油

兵庫県養父市にある醤油蔵 大徳醤油株式会社。
大徳醤油さまのプロダクトについての記事はこちら
昔ながらの製法の天然醸造・無添加を守りながら、醤油を醸造している日本では数少ない会社のひとつでもあります。

こだわりが光る商品たち

 

醤油を家庭で手づくりできる「手づくり醤油キット」

大徳醤油さまの商品に「手づくり醤油キット」というものがあります。
その名の通り、手づくりの醤油を自宅で簡単に作っていただくことができる商品。
お値段は2,980円で、もろみ3〜4ℓ程度・醤油1ℓ程度が出来上がるというものです。
2017年3月に、SASI DESIGN運営のcafé DOORのお客様(一般消費者)にアンケートをとり、ブランド育成を図るSASI MARKEを実施。
SASI MARKEに関する記事はこちら
世間一般の人にとっての醤油・手づくり醤油キット・天然醸造製品はどのような存在・印象を受けるか調査をしました。
Q.手づくり醤油キットについてやりたいですか?
こちらの質問に対しての回答の集計結果は「やりたくない」が60%と過半数を占めていました。
主な理由は
「時間がない」
「買う方が楽」
「面倒」
「自分で作る自信がない」など、私自身も納得の結果が並んでいました。

そこから見える天然醸造醤油の可能性

「面倒臭い」「自分で作る自信がない」「高い」という発想はデザインにより、解決できることなのではないかと着目しました。
天然醸造というのはものすごくシンプルなもので「家庭で添加物を加えず、1年以上熟成させる=天然醸造」になるのです。
醤油は先述のように日本の四季折々の温度・湿度により自然に麹菌が発酵し、熟成されるもの。
そう考えると「面倒臭い」「自分で作る自信がない」という課題は解決されるのではないでしょうか。

「手づくり醤油キット」は高い?

自然の微生物や酵母、たくさんの菌によって作り上げられる天然醸造の醤油。
速醸のものとの違いは、健康面で見ても歴然です。

  • 塩分の含有量が多くても、麹が塩分を分解するため体にやさしい塩に変わっている
  • 醤油を混ぜるという作業により体に自然の菌をつけて、病気になりにくい体にする

微生物の活性によりできる醤油は体にとてもいい作用をもたらしてくれます。
天然醸造の醤油には自然の微生物と共生した、高度な技術が凝縮されているのです。

昔は各家庭醤油を混ぜる仕事は子供の仕事だったそう。

天然醸造醤油を広げるためのクラウドファンディング

自宅で手づくり醤油を醸造することがそんなに難しくないことがわかりました。
それを広げるためには、醤油づくりワークショップ、手づくり醤油キットを通じて醤油づくりの体験やホームページ制作などが必要だと考えます。
これらの課題をデザインで解決するクラウドファンディングのお手伝いをReady forさまと一緒にSASI DESIGNもしております。
2017年6月5日(月)午前にクラウドファンディングスタートします。
詳しくはこちらをご覧ください。
たくさんの方の応援、宜しくお願い致します!
https://readyfor.jp/projects/tedukurishoyu
SASI DESIGN 北浦